熱中症は暑い日に起こりやすいですが、みんなが熱中症になるわけではありませんよね。
熱中症の症状が起こりやすい人がやっぱりいるんです。
年齢、体調、運動や労働環境など、暑さに慣れているから熱中症にならないということはなく、色んな条件が絡んで、熱中症が起こります。
どんな人が熱中症になりやすいのかまとめました。
目次
熱中症になる人、ならない人
同じ環境にいても、熱中症になる人とならない人がいます。
性別でみると、
乳幼児や高齢者を除くと、男性の方が熱中症になりやすいです。
男性の方が、運動や仕事で体に掛かる負荷が多いため、体内で作る熱の量が多いため。
年齢別でみると、
圧倒的に乳幼児や高齢者の発症率が高いです。
熱中症により亡くなるのは、高齢者が占める割合が多く、年々増加しています。
- 運動する人
- 屋外で働く人
- 発汗や体温の調整機能を抑える働きの薬を服用している人
- 持病のある人
- 肥満気味の人
- 暑さに慣れていない人
などが、熱中症のリスクが高いです。
こんな人は熱中症に要注意!
熱中症にかかりやすい人、要注意の6人、それぞれの熱中症リスクをまとめます。
※個別の記事更新でき次第、こちらの記事も更新していきますので、更新までしばらくお待ち下さい。
幼児・乳児
赤ちゃん、乳児・幼児など小さい子供は、体温調整が出来ないため、暑い日には、体温が高いままになりやすく、熱中症になる確率が高いです。
一緒にいる親がきちんと目配りして、赤ちゃん、乳児・幼児など小さい子どもの変化を見逃さないようにしましょう。
子供
子どもは汗を良くかき、新陳代謝が活発なので体温も上がりやすいです。
でも、体温調整が未発達なため、汗の量や喉の渇きを自覚するのが遅れることがあり、熱中症の発見が遅れがちです。
うちの子は大丈夫と思わずに、子どものちょっとした症状に警戒して、熱中症対策や予防に努めましょう。
運動する人
部活動やウォーキング、スポーツなどを夏の暑い日にすると、いつも以上に汗をかき、脱水症状になりやすく、精神的に気持ち悪くなってしまうことがもあります。
無理せず、水分と塩分を定期的に摂取して、運動する時の熱中症対策と予防をしましょう。
外で働く人
屋外で仕事、作業をする人は、高温多湿の場所で長時間働くため、熱中症が起こりやすい環境にいます。
汗をたくさんかくため、熱中症には気をつけている人が多いと思います。
体調が優れない時には無理せずに、水分補給をしたり、休憩して、屋外で仕事をする人の熱中症対策と予防を心掛けましょう。
持病、肥満、薬を服用している人
持病を持っている人、薬を服用している人、風邪や下痢気味の人は熱中症になりやすいから注意が必要です。
熱中症に注意したい持病と服用している薬については、確認しておいた方がいいですね。
高齢者
65歳以上の高齢者になってくると、体温調整機能や発汗機能が低下するため、暑さや汗をたくさんかいている、またはかいていないことに気が付きにくくなっています。
そのため、高齢者が体調がおかしいと思った時にはすでに遅いことが多く、重症化して、救急車で搬送されるケースが多いのです。
そのため、高齢者の熱中症の症状や対策・予防には、本人だけでなく、家族や周りの人も注意してあげる必要があります。
熱中症による救急搬送状況の概要
総務省消防庁が提供しているデータの中に、「熱中症搬送人員年齢区分(構成比)というものがあります。
このグラフを見ると、
- 65歳以上の高齢者・・・約43%
- 18歳以上、65歳未満の成人・・・約37%
- 7歳以上、18歳未満の少年・・・約18%
- 乳幼児・・・約2%