独特なニオイが好き嫌いを分ける要因になっている野菜のセロリ。香味野菜のパクチーはすごい人気があり専門店もあるくらいですが、セロリが取り上げられることは少ないですね。でも、セロリは低カロリーで栄養素も豊富に含まれているので健康食材として注目されています。今回は、便秘解消としてセロリの効果・効能とレシピについてお伝えします。
目次
セロリに含まれる豊富な栄養素
セロリに含まれている注目すべき栄養分は、
・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンB群
・カロテン
・カルシウム
・カリウム
・食物繊維
・アピイン
・フラボン
・ポリアセチレン
などがあります。
セロリの効能・効果
血圧上昇やむくみ予防
日本人は塩分の取り過ぎているという結果があります。塩分摂取量が多いと血圧の上昇につながりますし、むくみも発生します。これは余分な塩分を排出する働きをするカリウムが不足すると起こりやすくなります。カリウム摂取量が少ないと血圧が上がり、むくみの症状が起こりやすくなります。
カリウムを摂取することで余分な塩分を排出することで体のバランスを保つことができます。また、喫煙や飲酒で体内に溜まった一酸化炭素などの有害物質も体外に排出する働きがあります。
免疫力強化と抗酸化作用
ビタミン類には抗酸化作用や免疫力強化の働きがあります。ビタミンCに含まれる抗酸化作用はシミやシワの予防になり美肌効果がありますし、ビタミンEに含まれる抗酸化作用は若返りのビタミンと呼ばれ血液をサラサラにする効果があったり活性酸素を除去する働きがあります。
ビタミンB群には疲労回復効果が期待できますし、ビタミンKは骨を丈夫にしたり動脈硬化予防の働きがあります。
低カロリー食材
豊富な栄養素が含まれているセロリですが、100gあたりのカロリーは何と15kcalしかありません。
カロリーが少ないということはダイエットしている人の強い見方ですよね。食物繊維も豊富に含んでいるので満腹感にもつながりますし、食事量のかさ増しにも使えます。
その他の効能
他にも生活習慣病予防になると言われていますので、代表的な予防効果をまとめてみました。
・がん予防
・食欲不振改善
・コレステロールの抑制
・糖尿病予防
・便秘解消
セロリは葉の茎も全部食べることが大切
セロリの葉と茎では含まれている栄養素が違います。葉の部分には抗酸化作用のあるカロテンが多く含まれ、上記で紹介した栄養も葉にありますが、茎の部分には食物繊維やメチオニンが含まれています。
食物繊維は、便秘解消に必要なものですよね。ただし、不溶性食物繊維が多いのでひどい便秘のときには逆に症状が悪化することがありますので食べ過ぎには注意が必要です。便秘気味のときに腸内環境の改善をするために食べるといいですね。
メチオニンは、肝機能を活性化させる働きがあるので、アルコールの分解をしてくれてデトックス効果が期待できます。
セロリを使った便秘解消レシピ
セロリは加熱しても栄養分を失いにくい野菜です。炒めたり、スープにしたりしても美味しく食べることができます。
セロリとヨーグルトのサラダ
【材料】
・セロリ・・・1本
・ヨーグルト・・・150g
・りんご・・・半分
・無塩ナッツ・・・50g
【作り方】
・セロリとリンゴを食べやすい大きさに切ります。
・無塩ナッツを砕いて食べやすい大きさにします。(そのままでも大丈夫です)
・セロリ、リンゴ、無塩ナッツとヨーグルトを和えたら出来上がりです。
【材料はお好みで】
ヨーグルトには乳酸菌が含まれていて、腸内細菌の善玉菌のエサになります。セロリと一緒に食べることで整腸作用のアップが期待できますし、無塩ナッツ、私はカシューナッツやアーモンド、くるみなどを入れていますが、食物繊維やビタミンEが豊富に含まれていて便秘解消に効果が期待できます。
豚肉とセロリ炒め
【材料】
・豚肉・・・100g
・セロリ・・・2本
・ミニトマト・・・お好み
・煎りゴマ・・・大さじ2
・醤油・・・大さじ1
・ごま油・・・少量
【作り方】
・豚肉は細く切ります。
・セロリは葉の部分は3cm幅くらい、茎はひと口サイズに切ります。
・ミニトマトは半分に切ります。
・中火のフライパンにごま油を入れます。
・フライパンが温まったら豚肉とセロリの茎を入れて炒めます。
・豚肉に火が通ったらセロリの葉とトマト、煎りゴマを入れて炒めます。
・セロリの葉がしんなりしてきたら醤油を入れて馴染ませたら出来上がりです。
まとめ
便秘解消のためのレシピとしてセロリが良いということで作って食べてみましたが、美味しかったです。ニオイが気になる人は炒めたほうがおすすめかも知れません。
新鮮なセロリが分からなかったので八百屋のお兄さんに聞いたら、葉にハリがある・色が鮮やか・茎が肉厚で・みずみずしいものがいいようです。また、茎の部分の緑色が濃いものほど香りが強くて歯ごたえがあるようです。白っぽいほうは柔らかくて甘みがあるとのことでした。選ぶときの参考までに。