高血圧を改善するための食事に取り入れたい食材の「かぼちゃ」。
かぼちゃにはビタミンが豊富に含まれていて、体内の活性酸素による血管の酸化を防ぎ、高血圧や動脈硬化を防ぐ役割りがあります。
目次
かぼちゃが高血圧や動脈硬化を防ぐ
かぼちゃには、日本かぼちゃと西洋かぼちゃがありますが、どちらも家庭の食卓に並ぶ食材ですよね。
栄養価が高く、食物繊維やビタミンC、ビタミンE、カロテンを多く含む食材です。
活性酸素から身体を守るビタミンE
ビタミンEは、身体の中に発生する活性酸素による血管の酸化の進行を抑える効果があります。
活性酸素は血液中のコレステロールにより酸化が進み、血管の壁に張り付き、血管が硬くなり動脈硬化になって血圧が上がる原因になります。
ビタミンEは、酸化を抑えるため、動脈硬化の進行を防ぎ、血圧が上がるのを抑える働きがあります。
肥満予防の効果もあるかぼちゃ
かぼちゃには、豊富な栄養素が含まれています。カリウムや亜鉛などのミネラル、ビタミンC・B1・B2も多く含まれています
ビタミンB1・B2は肥満予防に効果があり、それぞれ、ビタミンB1は糖質を、ビタミンB2は脂質をエネルギーに換える働きがあります。
ファーストフードやコンビニ弁当を食べるなら、かぼちゃ料理の入ったものを選ぶのも1つの選択肢です。
かぼちゃは食物繊維も多いため、便秘解消にもなりますし、余分なコレステロールの排出にもなります。
かぼちゃには動脈硬化を防止するβ-カロテンが多い
かぼちゃに含まれているβカロテンの量(100g中)は、
- 皮には、7,190μg
- 実には、2,640μg
- わたには、5,440μg
も入っています。
βカロテンは動脈硬化を防止するビタミンAに変化します。
種類 | 西洋かぼちゃ | 日本かぼちゃ |
カロテン(μg) | 4000 | 730 |
ビタミンC(mg) | 43 | 16 |
ビタミンE(mg) | 4.9 | 1.8 |
食物繊維(g) | 3.5 | 2.8 |