おそばが血圧を下げる効果があり、高血圧改善に良いという飲み物「韃靼そば茶」やゴマ麦茶なども多くありますよね。
そばが血圧を下げる効果があるということは実験で明確になっています。
そばが血圧を下げるのはなぜか?血管を強くする作用などについて調べてみたのでまとめました。
そばには血圧を下げる成分が豊富に含まれている
そばには、血圧を上げる働きのあるACE(アンジオテンシンⅠ変換酵素)酵素と呼ばれる成分の働きを抑制する働きがあります。
血液中にあるアンジオテンシンⅠにACEが働きかけ、アンジオテンシンⅡに変換させます。このアンジオテンシンⅡがつくられると、血圧が上昇します。
そばには、ACE酵素の働きを抑制する働きがあり、血圧上昇の原因になるアンジオテンシンⅡの発生を抑えてくれます。
アメリカで開発された血圧降下剤は、そばに含まれるACE阻害物質の化学構造と同じだそうです。
そばは副作用がない!
そばアレルギーの人は当てはまりませんが、血圧降下剤は使用を中止してしまうと血圧がまた上がってしまいますが、一定量のお蕎麦を食べることで安定した血圧を維持することができるようになります。
そばに含まれているルチンという成分が、毛細血管を強化して内出血を防ぐ働きがあります。年齢が高くなると、内出血を起こすことがありますが、ルチンを含む食材を食べることで改善が期待できます。
そばで強い血管を作り、血圧を下げる
そばの実が使われる部分によって、得られる効果が違います。
白っぽい蕎麦は血圧を下げ
黒っぽい蕎麦は血管を強くする
ルチンは、ビタミンCと一緒に摂ると毛細血管をさらに強くする働きがあるので、大根おろしと一緒に食べるといいです。
でも、ルチンは水に溶け出す性質があるので、ゆで汁といっしょに食べられる蕎麦がきがおすすめ。
血圧降下や血管強化のためには、1日30~50gのそばを食べる必要がありますので、これを目安にするといいです。
血圧を下げるおすすめレシピ
そばがき
そばの有効成分を余すこと無く体に取り込むことができる
そば粉のクレープ
おかずとしてだけではなく、スイーツとしても食べることができるそば