血圧を下げる効果があるペプチドがいわしには含まれています。
いわしペプチドは、血圧降下作用はもちろんのこと、いわしペプチドを摂取しなくても血圧が急に上がらないという実験データがありました。
ペプチド成分の効果やいわしペプチドの実験データ、イワシペプチドを効果的に食べれるレシピをまとめてみました。
ペプチド成分は血圧上昇を抑制する
いわしに含まれるペプチドだけではなく、他の食材に含まれるペプチドもそうですが、血圧上昇を抑制する作用がペプチドにはあります。
ペプチドが血圧を上げる作用を抑制する仕組みは、私たちの血液中にはアンジオテンシンという物質があります。
このアンジオテンシンは、アンジオテンシンⅠとアンジオテンシンⅡがあります。アンジオテンシン変換酵素の働きで、アンジオテンシンⅠがアンジオテンシンⅡに変化します。
このアンジオテンシンⅡが血圧上昇作用が強く、ナトリウムを取り込み、血管をむくませて血圧を上げることになります。
ペプチドは、アンジオテンシン変換酵素の働きを妨げるのです。
いわしペプチドで血圧が下げる実験データ
高血圧の人がいわしペプチドを摂取して、血圧の数値がどう変化するのかを実験したデータがありました。
いわしペプチドを飲み始める前、3週間前から血圧を測りはじめ、いわしペプチドを4週間摂取し、摂取を止めたあとの4週間の血圧の数値を観察したものです。
いわしペプチドを摂取するようになってから、最高血圧値が10mmHg、最低血圧値が5mmHgの低下が見られます。
そして、摂取を止めても急に血圧が上昇することはないことが分かります。
いわしには血液をサラサラにする効果がある
- 血液をサラサラにする
- 血中コレステロールを減らす
- 血栓を溶かす
- 血管を修復する
- 硬くなった血管の柔軟性を取り戻す
血圧を下げるおすすめレシピ
いわしには血圧を下げる働きがあり、さらにカルシウムも豊富に含まれています。いわしは加熱をすることで、いわしペプチドの働きが活性化され血圧低下効果も高くなりますが、焼くと半減してしまいます。
そのため、いわしを食べるときは、煮物にして食べることが血圧を下げるのに最適と言えます。
イワシの生姜焼き
生姜のピリピリ感が食欲をそそる、いわしの生姜焼き