冬の時期になり、10月・11月になるとインフルエンザが流行り始めてきます。そのため、症状を軽くするためにインフルエンザの予防接種を大人は受けますが赤ちゃんはいつからインフルエンザの予防接種を受けられるのでしょう?
大人でもインフルエンザにかかるとつらいのに、赤ちゃんがかかってしまったらと思うと、とても心配です。
そこで、インフルエンザ予防接種はいつから受けられるのか病院の先生に聞いてみました。
目次
何ヶ月から受けられるという明確な制約は無い
インフルエンザの予防接種に関して、生後何ヶ月以上とか何歳以上にならないと受けてはいけないという明確なものはありません。
四種混合予防接種なら、生後3ヶ月から1歳になるまでに3週間~6週間間隔で3回接種が必要で、3回目からは6ヶ月以上の間隔をあけて1歳~1歳6ヶ月頃に4回目を接種する。
BCGなら、生後5ヶ月から1歳までに1回行なう。
などありますが、インフルエンザは定期予防接種には含まれていないのと任意ということから、定めがないようです。
厚生労働省では1歳未満の赤ちゃんへの接種は推奨していない
厚生労働省の新型インフルエンザ対策関連情報の資料によると、「1歳未満のお子様本人への接種は、免疫をつけることが難しいため推奨されません」と書かれています。
乳児である1歳未満の赤ちゃんは免疫力が十分でないため、インフルエンザの抗体ができにくい可能性が高いと言われています。
生後6ヶ月からインフルエンザ予防接種は受けられる
厚生労働省の新型インフルエンザ対策関連情報の資料によると1歳未満の赤ちゃんへの接種は推奨していませんが、生後6ヶ月以上の赤ちゃんはインフルエンザの予防接種を受けられます。
生後6ヶ月以上3歳未満の子供は1回0.25mLを2回接種することになります。接種する間隔は2~4週間とされていますが、4週間程度の間隔をあけて接種するほうがいいようです。
ただし、病院によっては1歳未満の子供への予防接種を断っているところもあるようです。
1歳未満の赤ちゃんで、保育園などに通園してなく、家族以外との接触が少ないなら、接種を勧めていないことが多いそうです。
家庭内にインフルエンザを持ち込まないようにするために、家族が予防接種を行ない赤ちゃんへの感染を防ぐことを勧められます。
赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃん本人ではなく一緒に住んでいる家族が優先接種対象者となっていますので、家族が予防接種を受けるようにしましょう。
インフルエンザ予防接種の優先接種対象者とは?
新型インフルエンザワクチン接種対象者として、国が定めているのは「死亡や重症化のリスクが高い方を優先」し、治療にあたる「治療従事者を優先する」こととしていて、以下の人たちを優先接種対象としています。
- インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊員を含む)
- 妊婦および基礎疾患を有する方
- 1歳から小学校3年生に相当する年齢の方
- 1歳未満の方の保護者、優先接種者のうち、予防接種が受けられない方の保護者等
その他の対象者
- 小学校4年生から6年生、中学生、高校生に相当する年齢の方
- 65歳以上の方
※現在は、上記以外の方々についても接種対象者としています。
インフルエンザQ&Aより抜粋
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生後6ヶ月~1歳の赤ちゃんが接種した際の副作用は?
かかりつけの病院の先生によると、1歳未満の赤ちゃんへのインフルエンザ予防接種では、副作用を考えると接種は勧めないとのことでした。
- 注射した痕が赤く腫れたり、痛みがでる
- 発熱、頭痛、悪寒、だるさ(倦怠感)、嘔吐
- アナフィラキシーショック
主にみられる副作用で、赤ちゃんにも副作用が出ることがあるため、生後6ヶ月~1歳未満の赤ちゃんへの予防接種を勧めていない病院・医院も多いようです。